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6/5 HEAVENESE BRIDGE

2019.06.11 REPORT

今回はHEAVENESEのエリトリア凱旋BRIDGEでした。
エリトリアの音楽をHEAVENESEバージョンにアレンジした歌と、エリトリアのお料理に、エリトリアツアーの報告と、エリトリア尽くしでした。

最後にマレが「アジアでエリトリアの話をしてるのは、ここくらいだよ!」と言っていたけど、本当にそうだろうなと思うほどの内容の濃い時間でした。

エリトリアは「アフリカの北朝鮮」と言われて、西側諸国に叩かれて経済制裁なども受けているそうです。しかしHEAVENESE一行がエリトリアで出逢ったのは、いわゆる「独裁国家」とは全く違う国民の様子。
本当に北朝鮮と同じなら、人々は虐げられ監視され自由がない筈ですが、エリトリアの人々は皆んな笑顔!出会う人、目が合う人が皆んな笑顔を返してくれ、子供たちは興味しんしんで近付いて来て、メンバーも同行スタッフも揉みくちゃに。
道には信号機もなく、あっても電気が付いてない状態なのに、交通事故もなく、横断しようとすると必ず止まってくれ、歩行者を通してくれた。
また外国人なのに自由に往き来が出来て、見張られている気配も一切なしで、警官や軍人のような人に囲まれることも無かった。HEAVENESEが大好きになって出待ちをしていた女の子たちもいた。
ただインターネットは遮断されていて通信関係は全く機能しない状態で、発電所が整っていないのか、計画的な停電なのかは分かりませんが、しょっちゅう停電になっていたそうです。

アフリカの地図を見ると、真っ直ぐな国境がある国が多くあることが分かります。
これは植民地時代にヨーロッパの国々が勝手に決めた国境です。だから国境としては不自然に真っ直ぐなのです。
このことにより、本当は一つの民族の中に国境が出来て、分断されてしまい混乱が生まれました。
エリトリアももとはエチオピアの北部の民族と同じ民族だそう。それが国境により分断され、対立して、独立戦争が起こったのです。

キリスト教国で神の愛を伝える役割があるはずの国々が、白人至上主義という非常に勝手な思い込みで、平和に暮らしていた人々に混乱を与えてしまったのです。

エリトリアの人々は日本と仲良くなることを望んでいます。エリトリアでアジア人といえば中国と韓国だそうですが、色々と問題があるようで、日本が望まれているのです。
しかし今エリトリアには二人の日本人が住んでいるだけで、大使館もありません。

まるで江戸時代の日本人のようなエリトリアの人々が、アメリカなどの西側諸国のフェイクニュースによって、力で民主主義を押し付けられ、平和が無くなるようなことがあっては断じてならない。とマレ。
日本人はエリトリア人を見て、失いかけているアイデンティティを取り戻さないといけないと。

エリトリア人は祖国に強い愛情があり、独立を自らの手で勝ち取った誇りがあります。
それに比べて日本では建国のお祝いさえほとんどやらないというのが現状です。
日本のためにも、エリトリアと日本が強い絆で結ばれるようになることを強く願わずにはいられないBRIDGEでした。